昨日の記事を書き、その後少し考え、ん?違うんじゃないか?と考えが行きました。
というのも、去年の秋に羽化した成虫は、去年の(たぶん)4月に孵化したもので、私はてっきり今年の春ぐらいに羽化するのだろうと思っていたのですが、それが秋に羽化してしまい、幼虫期間が短すぎるから、小ぶりだったのだろうと思っていたのです。
しかし、昨日思っていた、オオクワガタの変態サイクルと積算温度についての一考察という記事の、図ー11に合わせると、ますます早い時期に羽化してしまうって事じゃないの?
よくよく図ー11を見てみると、夏でも最高気温が30℃に届いていない。
そこで、去年の4月以降の平均気温を調べてみる事にした。
過去の気温データは、気象庁の過去の気象データ検索ってので見る事が出来ます。
便利。
そこで、気象庁の情報を元にした去年の月々の平均気温と、オオクワガタの変態サイクルと積算温度についての一考察の、積算温度における羽化時期を、うちの去年の例に当てはめてみる事にした。
それによって作ってみた表がこちら。
セルがピンクなところが、繭化出来ない20℃をきるところ。
青太文字が、メスの繭化するという積算温度40℃オーバー。
赤太文字が、オスの繭化するという積算温度55℃オーバー。
これを見れば、うん、秋に羽化するのも納得。
だとすると、やっぱりもうすぐ交配を…なんてのは全然間違えで、逆に、遅くさせなくてはならないわけだ。
そう考えると、温めるのと冷やすのだったら、温める方が簡単なので、メスを基準に考え、足りない分、オスは温めるという方向で行けば、今年交配して、来春羽化という時期を合わせられるという事になるのだと思う。
今年の気候が去年と同じだと仮定すると、8月に孵化させれば、11月末の段階で積算温度が50℃を越える事がなく、また、年内に繭化可能な積算温度には達し、しかしその時には繭化不可能な20℃以下になっているので、必然的に翌春まで羽化出来ないはず。
オスはこれでは積算温度が足りなくなるだろうから、そこは加温してあげれば、羽化の時期を合わせてあげられるのではないか。
うん、それで行こう。
…というわけで、我が家の今年の、今うちにいるペアに関しては、8月に孵化を狙うので、7月ぐらいに交配スタートを目指そうと思います。
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